栃木県内を代表する個人農場として、
良質な豚を提供し続ける。
寺内農牧の歩みは、私の祖父による5~6頭の母豚の飼育から始まりました。少数の母豚をもとに繁殖し、仔豚を育てて販売する。そんな一貫生産のサイクルを地道に取り組み続け、2代目となった父の代には母豚120頭の規模になりました。
私が家業を引き継いだのは、1976年4月のことです。「有限会社寺内農牧」として法人を立ち上げ、生産拠点の拡大に着手。1978年には塩原、1989年には那須、2005年にはさくら市内に豚舎を開設。母豚を370頭、450頭、850頭と着実に増やして参りました。現在は、さくら農場と2017年に設立した市貝農場・将軍道農場の3拠点で日々健康な豚の生産に励み、年間5万頭を出荷しています。
豚は繊細で病気やストレスに弱く、衛生に配慮した育ちやすい環境が欠かせません。寺内農牧では、豚熱などの感染症対策として、3農場2ルートでの生産体制、豚舎に出入りする人や車両・機材の消毒を行うなど、対策を徹底しています。獣医の定期的な往診や、細菌・ウイルス検査による健康状態の把握も常に実施中です。
また、豚舎には、窓のない「ウインドレス豚舎」を採用。空調システムによる最適な温度管理をはじめ、適切な糞尿の処理、脱臭対策に力を入れ、豚が育ちやすい環境を整えました。
今後も衛生面への徹底した配慮や快適な飼育環境の充実を図り、職員一丸となり良い豚を着実に届けて参ります。
代表取締役社長寺内 進